錆びた太陽 恩田陸 感想

立入制限区域をパトロールするロボット「ウルトラエイト」の居住区に、国税庁から派遣されたという謎の女・財護徳子が現れる。だが彼らには、人間の訪問が知らされていなかった。戸惑いながらも、人間である徳子の命令に従うことにするのだが…。


設定から察するに相当シリアスな話だと思って読み始めたけど、「財産の財、自然保護の護、道徳の徳、子供の子で財護徳子と申します!」空気読めない国税庁職員の財護徳子然り、ジーパンとかマカロニとかどこかで聞いたことのあるニックネームのロボット然りなんだか様子がおかしい。まさかのコメディ?

財護徳子は女優の高畑充希さんのイメージで読みました。小柄だけどパワフルで、意志の強い目。

長年の恩田陸ファンからすると「あぁ、このパターンね」という本作だけど、「蜜蜂と遠雷」を読んでファンになった方はちょっとビックリしたんじゃないかなと心配になってしまう。そんな方は「チョコレートコスモス」を読んでみて欲しい。

コメント

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